測量ー２

ブログ見て下さって有難うございます。

測量の話の続きです。
身の上話にお付き合い下さって有難うございます。

測量でお世話になった会社の皆さん　先輩
見てくれてたら、コメントでも下さいね。

今まで就職出来たのも親父の力があったから・・
でも、それは本当の自分自身の実力ではない。

そう思って
２５才の時、石垣市内の測量会社に入社してからは
とにかく技術を身に付けたい。
その気持ちが一層強くなりました。

まず、自分から積極的に測量を覚えようと、
日曜日や休日でも会社へ行き、測量機器を出してきて、
トランシットの据え方を練習したり
操作を覚えたり、測量計算を学んだりしてました。
また、難関と言われる土地家屋調査士試験の勉強も始め
毎日、３～５時間勉強しました。

そんな甲斐もあって２年目頃からは、測量の技術も身に付いてきて
トランシットや測量計算をしながら現場も見るようになりました。
　　　　　トランシット　　　　　　　　　　FX603p
　　

４〜５年目の頃には、
関数プログラム電卓　fx６０３pのプログラム入力も組み直して、
放射トラバース　逆計算　交点計算　等の一連の計算を
現場で簡単にできるようにしてみたり
測量専用CADには飽き足らず
フリーソフト　JW_CADの外部変形を使って、
測量として役立てるようにしてみたり、いろんな事にチャレンジしてみました。



jw-cad
今は　jw_winに変わりました。　なつかしいー画面

その後、測量会社には５年間勤め　頑張った調査士試験も受かることなく
土木の道を進む事になりましたが、
合格してたら、建築なんてやってなかっただろうな・・

私が２７才の時、親父は重度の潜水病になって
海の仕事は二度とできない体になってしまいました。

悪い事は続くもので、親父は銀行借入の保証人になっていて
相手が多額の負債を抱え、家も競売にかけられてしまい
ついには家も手放す事になりました。

親父は　「すまんなー　財産もなにも残しきれんでよー」　

「親父が悪い訳じゃないだろー？」　　親父と俺は悔しくて涙流してた。

今思えば、あの悔しさと必死に技術を取得しようと努力した事が
今日の基礎となったように感じます。

技術は経験年数だという人もいますが、努力すれば
必ず追いつき 追い越すものと信じてます。
もちろん、先輩や会社の皆さんの支えもあってのものですけど・・
感謝です。

測量時代の自分自身の言葉です。
　　
　　  ●　知らないふりして技術を盗め
　　●　これが一番　ということはない。もっと早く　もっと正確に　
　　●　勉強に終わりなし

家を手放した悔しさがあるからこそ、
家を建ててくれたと喜んでくれるお施主様の声が
何よりの励みになってます。

　　　　　早く俺も自分の家　建てたいなー